セイヨウノコギリソウ Achillea millefolium

2023.5.29 更新

セイヨウノコギリソウ

分類
キク科 ノコギリソウ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-8月 草地
地域
外来種 (欧州原産)
特記
 -
特徴
丈は30-100cm、全体に縮れた軟毛が見られます。葉は6-9cmで2-3回羽状深裂~全裂します。下部の葉には長い柄が見られます。
頭花は茎頂に散房状に密に付き、径3-5mmと小さく、舌状花は5個でノコギリソウに非常によく似ていますが、総苞は円筒形、総苞片は3列。
なお、本種には様々な園芸品種があり、一部は逸失しています。
備考
エングラー : キク科
類似種
ノコギリソウ : 葉が羽状中~深裂で、裂片に鋸歯がある程度。
撮影地
2014.9 新潟県妙高市  他

セイヨウノコギリソウ

一見はノコギリソウに似ていますが、葉が2-3回裂けて、最終裂片が細く小さいのが特徴。 (2014.9 新潟県妙高市)


セイヨウノコギリソウ

舌状花の大きさは、ノコギリソウと同じくらい。 (2014.9 新潟県妙高市)


セイヨウノコギリソウ

茎葉は2-3回羽状全~深裂。 (2014.9 新潟県妙高市)


Cultivar

セイヨウノコギリソウ

園芸品種で、俗に「アカバナセイヨウノコギリソウ」と呼ばれるものも逸失が見られる。写真は休耕中の畑や道路脇で見られたもの。野生種でもピンクはあるが、色ははるかに淡い。濃いピンクの花には A. millefolium 'Cerise Queen', 'Pink Grapefruit', 'Island Pink' などの園芸品種があるようだが、知見がなく、どれだかわからない。 (2023.5 千葉県横芝光町)