フタマタアザミ Cirsium hasunumae


フタマタアザミ

分類
キク科 アザミ属
植生環境
山地
開花時期
8-10月 湿った林縁
地域
福島
特記
 -
特徴
総苞がとてもよく粘り、総苞中片に膜状の部位があるアザミ。
丈は1-2.5m、茎は細くて斜上気味に立ち上がり、上部で広角度によく分枝します。葉は卵形~広卵形で羽状に中~深裂し、短柄が見られることが多い。基部は茎をわずかに抱きます。
頭花は細くて長い柄の先にやや下向きに付き、小型、総苞は狭筒形でやや赤みを帯び、片は11-12列、先端は短く斜上します。中片の縁には膜状部があり、中片と内片にある腺体はよく発達し、ふつう、とてもよく粘りますが、時に粘らないものもある。
備考
エングラー : キク科
類似種
 
撮影地
2014.9 福島県天栄村

フタマタアザミ

よく分枝し、側枝は広確度で付き、長柄の先に下向きに頭花を付けます。 (2014.9 福島県天栄村)


フタマタアザミ

総苞は狭筒形、片は11-12列。中片の縁が膜質でフリル状、腺体もすごい。刺は中片で既に見られなくなっていますが、残っているものもありました。 (2014.9 福島県天栄村)


フタマタアザミ

葉は羽状深裂~中裂、茎をほとんど抱いていないように見えましたが、多少抱くとのことです。 (2014.9 福島県天栄村)