ナトリアザミ Cirsium kasaianum

2024.9.25 更新

ナトリアザミ

分類
キク科 アザミ属
植生環境
山地
開花時期
9-10月 林内
地域
宮城
特記
 -
特徴
全体に小型のアザミ。 丈は0.7-1.5m、上部で少し分枝しますが側枝はあまり伸びない。葉は柔らかくて披針形~狭披針形、縁は鋸歯状のものが多く、基部は柄状に細まり茎を抱きます。刺は弱い。
頭花は小型で数個が総状に下向きに付きます。総苞は狭筒形でまばらにクモ毛があり、片は10-11列で短く開出します。外片は内片に比してごく短い。腺体はふつう痕跡的で粘らない。
備考
エングラー : キク科
類似種
マルモリアザミ : 側枝が鋭角的によく伸びる。総苞片は細長く、反曲する。
撮影地
2014.9 宮城県丸森町

ナトリアザミ

側枝はほとんど伸びない。写真のものは上部で多少枝を分けてはいるが、枝に目立った葉は見られなかった。葉はこの程度裂けるものもあった。 (2017.10 宮城県丸森町)


ナトリアザミ

花は小型で下向き。横向き程度のものも多く見られました。 (2014.9 宮城県丸森町)


ナトリアザミ

総苞は狭筒形で総苞片は短く開出。10-11列。中片と内片に腺体があるが痕跡的で粘らない。 (2014.9 宮城県丸森町)


ナトリアザミ

葉は披針形~狭披針形で縁は鋸歯状、少し浅裂するものもありました。基部は柄状に細くなり、茎を抱きます。 (2014.9 宮城県丸森町)