ウゴアザミ Cirsium ugoense

2024.9.26 更新

ウゴアザミ

分類
キク科 アザミ属
植生環境
高山 亜高山 山地
開花時期
7-8月 草地
地域
八幡平 秋田駒 鳥海 月山 朝日 磐梯
特記
 -
特徴
丈は30-150cm、茎はあまり分枝せず、翼が見られます。茎葉は厚みがあり、楕円形~広卵形で、ふつう羽状中~浅裂、時に鋸歯縁で、基部は茎に流れて茎の翼に続きます。
頭花は上向き、総苞は鐘形~碗形、総苞片は6-7列で斜上し、反り返らず、先は鋭い刺となって全体に杯状です。多くは腺体がなく、粘らない。
備考
エングラー : キク科
類似種
ガンジュアザミ : 全体にがっしりとして葉も大きい。総苞も本種より大きく、紫色を帯びることが多く、片は8-9列、本種より少し長い。
撮影地
2009.8 秋田県駒ケ岳  他

ウゴアザミ

山形・秋田の著明な高山ではよく見られるアザミ。あまり刺々しくないようにも見えるが、触るとふつうに痛い。 (2007.10 山形県鳥海山)

ウゴアザミ

葉がほとんど裂けず鋸歯縁のもの。 (2009.8 山形県月山)

ウゴアザミ

総苞片は6-7列、反り返らず、斜上します。片の縁に微細な毛がある。写真はクモ毛のあるものですが、ないものもある。 (2009.8 山形県月山)


ウゴアザミ

葉は鋸歯縁~中裂まで様々、変化が多い。 (2009.8 山形県鳥海山)


ウゴアザミ

葉の基部は茎に流れる。下部の葉では流れて翼になる。 (2015.7 山形県月山)