不明のトウヒレン <北岳>

2024.9.29 更新

トウヒレン不明種

分類
キク科 トウヒレン属
植生環境
高山
開花時期
8月 岩場
地域
(南ア・北岳)
特記
 -
特徴
南ア・北岳の標高3100m付近の岩陰で見られたもの。
(観察による記述)
丈は30-50cm、葉は羽状に激しく裂け、長さ10cm前後、裂片は更に粗く裂ける。(基部は観察不充分) 上部の葉はごく小さい。
頭花は散房状にまとまって付き、総苞は細い鐘形、片は5-6列、先は急に細まって長く伸びる。
付記
丈は非常に大きいが、おそらく、シラネヒゴタイだと思いますが、あまりに典型とことなるのでペンディングしました。
地質図上は玄武岩帯だが、写真の背景はそのように見えない。
備考
エングラー :  キク科
類似種
 
撮影地
2010.8 南ア・北岳

トウヒレン不明種

30cm-50cmの丈で葉の裂け方、付き方など衝撃的だった。2株花を付けていた。総苞片は5-6列で、シラネ-タカネの流れを汲むものと思われたのだが・・・突然変異とは思えない異常さ。登山道沿いなので、他にもご覧になった方はいらっしゃるのではないかと思うのだが・・・、日帰り強行でバテていて撮影が3カットしかなく、謎。 (2010.8 南ア・北岳)

トウヒレン不明種

葉の裂け方が羽状深裂、・・・ここからは写真判断なのだが、ここまで裂けると、柄状の部分にも裂片があって、どこから柄なのかよくかわからない。 (2010.8 南ア・北岳)

シラネヒゴタイ

上3麻依の写真の株の近くにあった、成長の良いシラネヒゴタイのような株。頭花がボケてしまってわかりにくいが、丈20-30cmほどで5個前後、葉が羽状中~深裂。右上隣のものは更に丈が大きくて裂け方も深かった。(2010.8 南ア・北岳)

<後記> この標高で1年で花を咲かせることはないだろうし、撮影の何年も前からあったはず。登山道近くにあり、誰が見ても異様でしたから、他の方はどのようにご判断されたのか知りたいところ。今もあるのか気になる。