ハチノヘトウヒレン Saussurea neichiana

2024.9.30 更新

ハチノヘトウヒレン

分類
キク科 トウヒレン属
植生環境
海岸
開花時期
9月 草地
地域
青森 岩手
特記
 -
特徴
海岸の草地などで見られるトウヒレン。
丈は50-120cm、葉は卵形~長卵形で厚みがあり、革質で柄に幅広の翼があり、翼はそのまま茎の翼に繋がりる。茎の翼には時に鋸歯が見られる。根生葉は花期には失われます。
頭花は総状に付き、柄は5-20mm、総苞片は8列、卵形で斜上するが、先は尾状にならない。外片は内片の半長。
備考
エングラー : キク科
類似種
ナンブトウヒレン : 総苞片は先が尾状に長く伸び、外片が中片と同長。葉柄や茎の翼は本種より狭い。
撮影地
2014.9 青森県八戸市

ハチノヘトウヒレン

茎が太く、下部に大きくてゴワゴワした厚みのある葉があって、がっしりした印象。 (2014.9 青森県八戸市)

ハチノヘトウヒレン

海岸林床のもの。風衝草原でないためか、草姿が良く、丈がやや大きい。総苞の特徴で確認した。茎の翼はすこし狭いかなと感じた。 (2014.9 青森県八戸市)

ハチノヘトウヒレン

総苞先端は尖りますが尾状にならず、わずかに斜上する程度でほとんど圧着していました。総苞片の裂数は8列ですが、同一個体てでそれより多いものも少ないものもありました。 (2014.9 青森県八戸市)


ハチノヘトウヒレン

葉は卵形~長卵形で厚みがあり、柄に幅の広い翼があります。葉の基部は切形かやや矢尻形。 (2014.9 青森県八戸市)


ハチノヘトウヒレン

幅の広い葉柄の翼があり、葉柄の翼は茎に縁下してそのまま茎の翼になるような感じ。茎には稜もあり、稜に沿って毛が見られました。 (2013.8 青森県八戸市)