キツネアザミ Hemisteptia lyrata

2024.10.8 更新

キツネアザミ

分類
キク科 キツネアザミ属
植生環境
開花時期
5-6月 道ばた 畑 空き地
地域
本州以南 (古い帰化)
特記
 -
特徴
丈は0.6-1m。全体にスリムなシルエット。葉は長楕円形で羽状に深裂または全裂、裂片と裂片の間が大きく空きます。裏面はクモ毛に覆われていて白い。刺はありません。ロゼット状の根生葉は花期には見られないことが多い。
花は茎の上部でいくつも鋭角に枝分かれしてその先に1つずつ付きます。花径は2.5cmで上向き、総苞片は8列で外片に大きな突起があります。
備考
エングラー : キク科
類似種
エゾノキツネアザミ : 側枝が本種より鈍角に出る。葉の裂け方が浅く、葉裏は白くない。総苞外片に突起はない。
撮影地
2016.5 千葉市  他

キツネアザミ

上部で多数枝分かれして、多くの花を付けます。分枝角度が鋭角なので、全体のシルエットは縦に細い。 (2009.5 群馬県桐生市)


キツネアザミ

上部の葉は線形、糸状で全く目立たない。東北以北にはエゾノキツネアザミがありますが、そちらはアザミ属。 (2017.10 千葉市)


キツネアザミ

総苞は少し上が狭まっていて、総苞片は8列、内片は長い。触っても痛くない。総苞外片には大きな突起があり、中片にも小さなものが見られました。 (2017.5 千葉市)


キツネアザミ

根生葉と茎葉。どちらも羽状に全~深裂し、片間が広い。ふつう花期には根生葉は見られないことが多い。刺はない。葉裏にはクモ毛が密生。 (2015.11 千葉市)