ニッコウコウモリ Parasenecio nantaicus

2025.8.12 作成

ニッコウコウモリ

分類
キク科 コウモリソウ属
植生環境
亜高山
開花時期
8-9月 落葉樹林内、林縁、または草地
地域
栃木 群馬
特記
絶滅危惧1A類
特徴
丈は50-90cm、葉は三角状ほこ形で頂裂片、側裂片の先は尾状に尖る。葉柄には翼はないか上部のみに少しあり、基部は茎を少し抱く。
花は上部の腋から伸びる柄に総状、全体として円錐状に付き、総苞は12-15mmと大きく、片は7-9個、小花は10-15個と多い。
付記
本種として保全されているもので撮影したが、日本の野生植物の記述にある「花柄の基部に長さ2cmの大型の苞がある」との特徴は必ずしも合致しなかった。
備考
エングラー :  キク科
類似種
オオバコウモリ : 葉は5角状、葉柄に広い翼があり、基部には耳があって茎をしっかり抱く。総苞は少し短く10-12mm。
撮影地
2022.9 群馬県 (保護された自生地)

ニッコウコウモリ

総苞は筒型で12-15mmと長く、片は7-9個、小花は10-15個と多い。写真は終わっているが、小花8-9個程度はなんとか確認出来た。 (2022.9 群馬県)

ニッコウコウモリ

葉は三角状、先端および側裂片の先は尾状に尖る。葉柄に翼はないか上部にのみに少しあり、基部は茎を半ば抱くが、葉鞘状にはならない。 (2022.9 群馬県)