ミヤマコウゾリナ Hieracium japonicum


ミヤマコウゾリナ

分類
キク科 ミヤマコウゾリナ属
植生環境
亜高山 高山
開花時期
7-8月 礫地
地域
中部以北
特記
 -
特徴
丈は15-50cm。茎や葉に開出した毛があり、さらに茎に白く短い圧毛もあってやや白っぽく見えます。葉は根生葉が多数あって目立ち、茎葉は少なく、小さい。
頭花は茎頂に疎らに付き、径1.5-2cm、総苞は黒っぽく、総苞片は2列で黒い腺毛と白い短毛が密に付きます。
備考
エングラー : キク科
類似種
カンチコウゾリナ : 全体に剛毛が多く、白い圧毛はない。頭花は2.5-3cmと大きい。
撮影地
2010.8 南ア・北岳  他

ミヤマコウゾリナ

茎がごく短い毛で白く見えるものも多いですが、地域差があり、 ここのものはあまり白くないようです。茎葉はあまり目立たない。 (2009.8 長野県木曽駒ケ岳)


ミヤマコウゾリナ

総苞は黒い剛毛に覆われていますが、その中にごく短い腺毛が混ざります。 舌状花の花被にも毛が見られました。 (2014.7 岩手県八幡平)


ミヤマコウゾリナ

茎には基部が黒い剛毛で先が白い長い毛が散生し、短い圧毛が密生していて、全体に白っぽく見えます。 (2014.7 岩手県八幡平)


ミヤマコウゾリナ

根生葉は倒披針形、全縁、茎葉は小さい。どちらにも開出した毛が多く見られます。 (2014.7 岩手県八幡平)