ミゾカクシ

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キキョウ科 Campanulaceae
田などで普通に見られる雑草。
下部の茎は地を匍い、よく分枝して立ちあがり、高さ10-15cmほどになります。葉は1-2cmの披針形でわずかに波状の鋸歯が見られます。
花は葉腋に1つずつ付き、唇形花で上唇は2深裂、下唇は3中裂、雄しべの葯は合着して筒状となり、花柱を取り囲んで嘴状となり、先端が前側に曲がります。

 

2020.8.5 更新
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ミゾカクシ-全体

田や休耕田の畦の縁に近い付近などではびこっている姿がよく見られます。
(2014.8 長野県白馬村)

ミゾカクシ-全体3

(2020.7 千葉市)


ミゾカクシ-全体3

花は葉腋に付きます。
(2012.9 栃木県今市市)

ミゾカクシ-全体4

(2008.8 長野県大町市)


ミゾカクシ-花

アップで見ると、サワギキョウによく似た形をしています。
(2013.7 千葉市)

ミゾカクシ-花3

花冠は1カ所、萼の喉部まで深く裂けていおり、次いで左右2片の裂片が裂け、前に出る3片は裂け方が他より浅く、その筒部内側は緑色で毛があります。(2014.7 千葉市)

ミゾカクシ-花2
花柱と花糸5本は毛があり、上部で合着して1つになります。黒い嘴状の部分は花柱の
まわりに5つの葯が囲む構造になっています。写真は雌性期が始まった頃の花で、
先端に見えているものが柱頭。(2014.7 千葉市)

ミゾカクシ-花4

雄性期。花粉を出し終わると、先端から花柱が顔を出して雌性期に移行します。
(2014.7 千葉市)

ミゾカクシ-花5

雌性期。花粉を出し終わった合着した葯を破って花柱が伸び、先端が2裂します。
(2014.7 千葉市)

ミゾカクシ-茎

下部の茎は地を匍い、所々で分枝して立ち上がります。
(2014.7 千葉市)

ミゾカクシ-茎2・葉

立ち上がった上部の茎は葉腋ごとにジグザグに曲がります。
葉は披針形でごく浅い鋸歯があります。(2012.9 栃木県今市市)

ミゾカクシ-葉2

葉は無毛。茎に流れるように付いています。
(2014.7 千葉市)

ミゾカクシ-芽出し

(2016.5 千葉市)