ミチノクフクジュソウ Adonis mutiflora

2024.9.13 更新

ミチノクフクジュソウ

分類
キンポウゲ科 フクジソウ属
植生環境
里 山地
開花時期
3-4月 やや明るい林床
地域
本州 九州
特記
準絶滅危惧
特徴
フクジュソウと同じように見えますが、茎が細くて中空、花弁の裏が赤みを帯び、萼は花弁の1/2~2/3くらいで幅がやや広く、5枚程度です。
丈は15-30cm、葉は3-4回羽状に裂け、花は径3-4cm。
よく似たフクジュソウは、茎が中実、萼は花弁と同長。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種似
フクジュソウ : 茎は中実、萼は花弁と同長。
撮影
2016.4青森県八戸市  他


一見ではフクジュソウと区別できない。 (2011.3 長野県岡谷市)


ミチノクフクジュソウ

萼が短く、花弁の1/2-1/3。フクジュソウは同長。 (2016.4 青森県八戸市)


ミチノクフクジュソウ

集合果。痩果に短毛が密にあり、花托は無毛またはまばらに毛がある。フクジュソウは集合果は2倍ほど大きく、痩果の毛は長毛で花托は有毛。いずれも残存花柱は下向きに曲がる。 (2016.4 長野県辰野町)


ミチノクフクジュソウ

完全に展開した葉。3-4回羽状に裂け、最終裂片はほぼ線形。 (2016.4 長野県辰野町)