リュウキンカ Caltha palustris var. nipponica

2024.9.13 更新

リュウキンカ

分類
キンポウゲ科 リュウキンカ属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
5-7月 水流や池の畔
地域
本州 九州
特記
 -
特徴
雪融けまもない頃、ミズバショウの傍らでよく見る花です。
丈は15-50cm、根生する葉は円心形~腎円形で径3-10cm、基部は深い心形、鋸歯がありますが、先端があまり尖らず、一定していないこともあります。茎葉は小さく、無柄のこともあります。
花は2-2.5cmくらい、萼は5-7枚。花弁はありません。
なお、本種の在来種の基準種は北米、ユーラシアに広く分布しており、エンコウソウも同じ。エゾノリュウキンカは別のグループ。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
エンコウソウ : 茎が立ち上がらずに匍い、節から根を出して広がる。
エゾノリュウキンカ : 丈は50-80cm、葉も長さ15-25cmと大きく葉柄も長い。葉の鋸歯が三角状で規則的。
撮影
2018.4 長野県白馬村   他

リュウキンカ

湿原で雪融け直後にミズバショウとセットで見られることが多い。 (2011.6 福島県尾瀬)


リュウキンカ

茎頂から柄を伸ばして花を1つずつ付けます。花は径2-2.5cm、花弁はなく、萼片は5-6個。 (2017.6 群馬県みなかみ町)


リュウキンカ

裂開前の果実(右上)、裂開した果実と種子。 (2015.7 群馬県尾瀬)


リュウキンカ

葉は円心形~腎円形、径3-10cm。鋸歯がありますが、先端はあまり尖らず、 鋸歯の形も一定していないことも多い。 (2018.4 長野県白馬村)