(雑) イヌハコネトリカブト Aconitum x parahakonense
(型) スバシリトリカブト


イヌハコネトリカブト

分類
キンポウゲ科 トリカブト属
植生環境
山地
開花時期
9-10月 林縁
地域
関東西部 長野 山梨 静岡
特記
 -
特徴
ヤマトリカブトとセンウズモドキの自然交雑種。
典型的なものは、丈は50-90cm、中部の葉は幅、長さともに概ね4-9cm、3深裂し、側裂片は2深裂、両面、柄に毛はありません。
花は散房状に付き、 花柄には開出する軟毛、腺毛に、屈毛が混じります。屈毛と開出毛の比は一定しません。花及び葉の形は、いずれかに似るか、中間的な姿。
富士山麓で見られる矮小形をスバシリトリカブトと呼びますが、分類上は本種と同じもの。
備考
エングラー :  キンポウゲ科
類似種
 
撮影地
2013.9 群馬県藤岡市

イヌハコネトリカブト

花柄に毛は開出毛、腺毛に加えて、多くの屈毛が混ざる。柄の下部ではほとんど屈毛だけのものもあった。 (2013.9 群馬県藤岡市)

イヌハコネトリカブト

葉はセンウズモドキに似て基部付近まで3深裂するものが多く、側裂片はさらに2裂。 (2013.9 群馬県藤岡市)

(型) スバシリトリカブト (f. fudzipedis)

スバシリトリカブト

富士山の須走側の林縁などで見られたもの。小型の株が多い。 (2017.9 静岡県小山町)


スバシリトリカブト

花柄。開出毛、腺毛か見られるが、屈毛の量が多い。 (2017.9 静岡県小山町)