コムラサキ Callicarpa dichotoma

2023.10.8 更新

コムラサキ

分類
シソ科 ムラサキシキブ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-8月 林内 林縁
地域
全国
特記
 -
特徴
枝が紫色を帯び、細く長く伸びて先が垂れるため、丈はムラサキシキブより小さく~2mほど。葉は倒卵状楕円形で上半分にのみ鋸歯が見られる。
花序は葉腋の少し上から伸びる1-1.5cmほどの柄に付くことが多く、花冠長さ3mmほどの花が密に付く。果実は3-5mm、ムラサキシキブより少し大きい。
備考
扱いやすく、果期は本種のほうが綺麗なことから、園芸店で「ムラサキシキブ」として販売されているものは本種のことが多い。
備考
エングラー : クマツヅラ科
類似種
ムラサキシキブ : 枝は斜上気味に伸びて垂れず、葉の基部付近まで鋸歯が見られる。花(果実)は本種より少しまばらなことが多い。
撮影地
2007.7 千葉市  他

コムラサキ

当年枝は長く伸び、分枝は少ない。ムラサキシキブより果実が美しく、園芸用として用いられる「紫式部」は本種。 (2023.10 千葉市)


コムラサキ

花序は葉腋の少し上から伸びるように見える事が多い。花序柄は1-1.5cm、花は密に付き、長さ3mm、花冠は4裂、雄しべは長く飛び出る。 (2020.6 千葉市)


コムラサキ

果実は径3-5mm、互いに接するように密に付く。 (2023.10 千葉市)


コムラサキ

葉は倒卵状長楕円形で先端が長く尖り、上半にのみ鋸歯が見られます。 (2020.6 千葉市)