ヒメコウゾ Broussonetia monoica

2023.6.10 更新

ヒメコウゾ

分類
クワ科 コウゾ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-5月 林縁
地域
本州以南
特記
 -
特徴
雌雄同株。
丈は2-5m、枝は褐色で本年枝には短毛が見られます。葉は4-10cmの歪んだ卵形、時に3裂し、先の鈍い細かな鋸歯があり、葉表に毛が散生し、葉裏脈上に毛が密生します。葉柄にも毛がある。
新枝基部に雄花序が付き、新枝の葉腋に径5mmの雌花序が付く。果実は1-1.5cmの球形。
備考
エングラー : クワ科
類似種
 
撮影地
2018.4 千葉市

ヒメコウゾ

花序は若い枝の葉腋ごとに1つずつ付き、下部は雄花序、上は雌花序になる。多くの場合、雌花序が葉の展開と同時期に先に咲きだす。 (2018.4 千葉市)


ヒメコウゾ

左上:雌花序 径0.5cm 毛状に伸びるのは花柱  右下:雄花序 径1cm 褐色の花被片が確認出来る。 (2018.4 千葉市)


ヒメコウゾ

6-7月に赤熟します。葉は少し歪んだ卵形で時に3裂、細かな鋸歯があります。 (2023.6 千葉市)


ヒメコウゾ

果実は1.4-1.5cmの球形。食べられるが、少しヌルッとした食感があり、マグワやヤマグワほどには美味しくない(個人的感想)。左上は未熟な果実。 (2018.6 千葉市)