カスマグサ Vicia tetrasperma


カスマグサ

分類
マメ科 ソラマメ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-5月 草地
地域
東北以南
特記
 -
特徴
カラスの「カ」とスズメの「ス」の間(マ)・・・というやや雑なネーミング。
ツル性植物で長さ0.6m。葉は8-12小葉からなる偶数羽状複葉で、小葉は12-17mmの狭長楕円形、葉序の先端は巻きひげとなり、1-2分します。托葉は狭卵形~線形。
花の大きさは5-7mmの淡青色、スズメノエンドウよりやや大きく、色もやや濃く、柄の先に1-3個付きます。萼裂片は長さがバラバラで萼筒部より短い、果実は10-15mmの楕円形で無毛、種子が3-6個入ります。
備考
エングラー : マメ科
近似種
スズメノエンドウ : 花が3-4mmと小さくて柄の先に4個付き、果実は6-10mmで種子は2個、短毛がある
撮影地
2014.5 千葉市  他 

カスマグサ

名のごとく、花はスズメノエンドウとカラスノエンドウの中間。 (2014.5 千葉市)


カスマグサ

花は長さ5-7mm、淡紫~赤紫色で濃いの紫色の筋が目立ちました。 (2021.4 千葉県館山市)


カスマグサ

スズメノエンドウに比べれば小葉はやや太いと感じますが、これだけで見ると区別しにくい。托葉はごく小さく、スズメノエンドウより少しだけ大きい。 (2014.5 千葉市)