ルイヨウボタン Caulophyllum robustum


ルイヨウボタン

分類
メギ科 ルイヨウボタン属
植生環境
山地
開花時期
5-7月 林内
地域
全国
特記
 -
特徴
葉がボタンに似ていることから名付けられた植物。
丈は30-70cm。根生葉はなく、茎葉は2枚で柄はなく、2-3回3出複葉で1回目の小葉柄が長いので、あたかも3輪生しているように見えます。小葉は長楕円形で全縁、ただし、2-3裂するものもあります。
花弁に見えるものは内萼片で6個、花弁は内側に副片のように付いており、6個、雄しべも6。外萼片は3-6個で早落します。
備考
エングラー : メギ科
類似種
 
撮影地
2019.5 山梨県忍野村  他 

ルイヨウボタン

葉は柄がなく、2-3回3出複葉。柄がないので、1回目の3出は茎から長い小葉柄が直接出るような感じとなり、3輪生に見えます。 (2013.5 青森市)


ルイヨウボタン

花は集散状に付き、黄緑色で径1cm。 (2018.5 山梨県三ツ峠山)


ルイヨウボタン

花弁に見えるものは内萼片で、萼の内側に扇型についているのが花弁。外萼片は早落、写真・左下のものはまだ残っている。 (2018.5 山梨県三ツ峠山)


ルイヨウボタン

果実は藍色に熟します。写真の中央上、下、右の3つの2回3出状に見える部分は3回3出の1つの葉。 (2014.9 青森県階上町)


ルイヨウボタン

葉の基部。白矢印は茎、葉柄はほとんどなく、強いて言えば黄色矢印の膨らみが葉柄に相当する部分、すぐに1回目の3出になる。 (2014.9 青森県階上町)