イヌゴシュユ (シュユ) Tetradium daniellii

2025.7.7 作成

イヌゴシュユ

分類
ミカン科 ゴシュユ属
植生環境
開花時期
6-8月  
地域

外来種 (中国原産)

特記
 -
特徴
ビービーツリーと呼ばれ、養蜂家が採蜜用に植栽することが多く、そこから拡散したと思われる落葉高木。雌雄異株と言われる。
丈は5-10m、葉は対生し、奇数羽状複葉、長さ15-35cm、小葉は3-11個で長楕円形、無毛、先は急に尖り、短柄があってごく低い鋸歯がある。裏面脈腋に毛叢がある。
花は主に枝先に大きな集散花序に付き、花序径15-25cm、花は長さ5mmほど、白~淡クリーム色の5弁花、花弁は開花時は平開せず、直立する。
備考
エングラー : ミカン 科
類似種
ゴシュユ : 小葉は全縁。芳香がある。
撮影地
2025.7 千葉市 (植栽および逸失)

イヌゴシュユ

花が少ないこの時期に非常に多数の花を付ける。が、一度に開花せず、約1カ月かけてに次々咲くそうで、そこが養蜂家に重宝それる理由だそう。事実、多数のミツバチがこの木に集まっていた。 (2025.7 千葉市) <および逸失>

イヌゴシュユ

雄花。花は長さ5mmほど。花弁5はあまり開かず開花時も直立していた。雄しべ5は花冠から飛び出る。 (2025.7 千葉市) <および逸失>

イヌゴシュユ

葉は長さ15-35cmの羽状複葉、小葉は3-11個で長楕円形、先は急に尖り、短柄がある、鋸歯はあるがとても低い。 (2025.7 千葉市) <および逸失>


イヌゴシュユイヌゴシュユ

左 : 花序には微細な褐色の毛が見られた。
右 : 葉裏の脈腋には毛叢が見られた。 (2025.7 千葉市) <および逸失>


イヌゴシュユ

樹皮にはなめらかで小さな皮目がある。写真は比較的若い株のもので径15cmくらい。 (2025.7 千葉市) <および逸失>