ツルウメモドキ Celastrus orbiculatus var. orbiculatus

2024.5.5 更新

ツルウメモドキ

分類
ニシキギ科 ツルウメモドキ属
植生環境
里 山地
開花時期
5-6月 林縁など
地域
全国
特記
 -
特徴
実のなった枝は花屋などでも売られていて、庭に植えられることも多いツル性の植物。雌雄異株。
丈は2-4mのツル性の落葉低木でツルは2-4mになります。葉は2-8cmの楕円形~倒卵形、縁にごく浅い鋸歯が見られ、毛はありません。
花は雄株では葉腋に数個、雌株では1-3個付き、いずれも黄緑色で径6-8mm。果実は7-8mmの球形で黄色に熟し、熟すと3裂、種子を包む仮種皮は赤い。
脈上の突起毛が密生するもまをイヌツルウメモドキと呼ぶ。
備考
エングラー : ニシキギ科
類似種
オニツルウメモドキ : 葉が大きく、葉裏の脈上に畝状の隆起と突起毛のあるもの。
撮影地
2019.5 山梨県御坂町  他

ツルウメモドキ

雄花。数個~10個前後ずつ付く。 (2019.5 山梨県御坂町)


ツルウメモドキ

雌株。花は葉腋に1-3個程度と少ない。四角枠は雌花で、雄しべもあるが花粉はない。 (2024.4 千葉市)


ツルウメモドキ

果実は3裂し、3つの赤い仮種皮が露出します。 (2018.11 山梨県甲州市)


ツルウメモドキ

葉は楕円形~倒卵形で縁に浅い鋸歯が見られます。果実の先端には花柱が残ります。 (2017.7 青森県鰺ヶ沢町)