- 全体
- 全体2
- 花
- 花2
- 実
- 葉
- 葉2
- 葉3
- 茎
- アカテンオトギリについて
小さな株ですが、赤い点が多く見られたもの。
(2015.8 長野県霧ヶ峰)
(2015.8 長野県霧ヶ峰)
花弁と萼には黒点と明線、縁に黒点が見られます。
写真のものは花弁に黒線も見られました。(2015.8 長野県霧ヶ峰)
(2015.8 長野県霧ヶ峰)
葉面に赤い点が多数ありますが、縁にある黒点より遙かに大きく、異質のもののようです。葉面に腺があり、そのまわりが赤くなっているように見えます。(2015.8 長野県霧ヶ峰)
葉表の赤点を裏から見ると、その部分が膨らんでいました。葉の縁の黒点とは
大きく異なっています。(2015.8 長野県霧ヶ峰)
「赤点」のある株の葉で「点」が赤くない葉。明点にも見えますが、裏面から透けないので
やはり腺で周囲が赤くならなかっただけのようです。(2015.8 長野県霧ヶ峰)
葉は茎を少し抱く。
(2015.8 長野県霧ヶ峰)
従来、アカテンオトギリはコオトギリ(ハコネオトギリ)の変種とされ、ニッコウオトギリと並列で分類されていましたが、近年は同じものとされています。 ここに掲載したものは従来アカテンオトギリと呼ばれたものです。 アカテントオギリは、ニッコウオトギリにある花弁や萼の明線を欠くことが特徴としてあげられており、「赤い点」も多いとされています。霧ヶ峰のものもアカテンオトギリと言われておりましたが、今回明線が確認でき、「赤い点」も多いものから少ないものまで様々でしたので、そもそも両者に何ら形状的な差異はなかったのではないかと思われます。 機会があれば、ニッコウオトギリの基準標本地(栃木県日光市)で確認してみたいと思います。 |