キンラン Cephalanthera falcata
(品種) シロバナキンラン

2023.5.1 更新

キンラン

分類
ラン科 キンラン属
植生環境
里 山地
開花時期
4-6月 落葉樹林内
地域
本州以南
特記
絶滅危惧2類
特徴
郊外の山林などでも見られる鮮やかな黄色が新緑に映える、美しいランです。
丈は30-70cm、茎には稜があります。葉は広披針形で8-15cm、先は尖り基部は茎を抱きます。
花は茎頂に3-12個付き、萼片は卵状長楕円形、側弁は卵形で、卵形に開いて唇弁とずい柱を囲みます。唇弁にはヒダ状の突起があって赤く、基部は短い距となります。
時に白花があり、シロバナキンランと呼ぶ。
備考
エングラー : ラン科
類似種
 
撮影地
2017.4 千葉県  他

キンラン

落葉樹林の林床でよく見られます。 (2014.5 千葉県)


キンラン

花は総状に3-12個付く。写真では15個付いている。 (2023.4 千葉県)


キンラン

唇弁以外はほぼ同形、同じ大きさで等しく黄色い。唇弁は短い距に続く。唇弁にはオレンジ色の隆起線があり目立ちます。 (2023.4 千葉県)


キンラン

葉は広披針形、基部は茎を抱く。茎には稜が見られる。 (2013.4 千葉県)


(品種) シロバナキンラン f. albescens

キンラン

白花品。ここでは2-3割が白花で、唇弁のみほぼノーマルの黄色だった。葉はふつうのキンランなのでアルビノではない。 (2023.4 千葉県)