セントウソウ

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セリ科 Apiaceae
セリ科 Umbelliferae
丈は10-30cm、葉は1-3回3出複葉でほとんどが根生し、小葉は卵形で更に切れ込み、裂片の形は様々。柄や茎はやや赤みを帯びています。
花は小さな複散形花序に付き、花柄は3-5個、小花序に含まれる花数は3-7個、小花序の花枝のうち、1つは必ず短くなっています。
良く似たイワセントウソウは、茎が1つしか立ちあがらず、花柄が10本前後、小花序の花は2つ。

 

2017.5.23 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 葉2
  • 参考

セントウソウ-全体

新緑が芽吹き始めた落葉樹林下などでよく見られます。
(2007.4 茨城県筑波山)

セントウソウ-全体2

小葉の切れ込みがやや浅く小さいもの。もっと切れ込みが浅くて扇状のものは
オオギバセントウソウ(f. flabellifoliata)と呼ばれます。(2011.4 静岡県富士宮市)

セントウソウ-全体3

丈のやや大きいもの。30cm近くありました。
(2013.5 青森県八戸市)

セントウソウ-花

花序は小さく、小花序はふつう3-5個。小花序に含まれる花数は3-7個。
(2009.4 東京都高尾山)

セントウソウ-花2

(2013.5 青森県八戸市)


セントウソウ-蕾

(2015.3 東京都高尾山)


セントウソウ-実

(2017.5 栃木県益子町)


セントウソウ-葉

葉は1-3回3出複葉。ほとんど根生です。
(2013.5 青森県八戸市)

セントウソウ-葉2

葉の裂ける深さや小葉の形にはバリエーションがあり、写真は小葉間が狭い。
(2009.4 東京都高尾山)

セントウソウ-参考
石灰岩地付近のもの。必ず茎葉が1つあり雰囲気がイワセントウソウのようで迷いました。
根生する葉は1-2回3出複葉であまり切れ込まず、小さくて数も少ない。
このあたりのものは全部こんな感じ。(2013.6 秩父山地)