トウキ Angelica acutiloba


トウキ

分類
セリ科 シシウド属
植生環境
山地
開花時期
6-8月 湿った岩場
地域
中部以北
特記
 -
特徴
薬用としてとても有名な植物で、現在も血行促進や鎮痛薬として女性薬などによく利用され、西日本で栽培もされています。
丈は0.2-0.9m。全草無毛で強いセロリ臭があります。
葉は無毛、光沢があり、2-3回3出羽状複葉で更に2-3裂、小葉は卵状披針形で鋭く尖り、柄の基部は袋状に膨らみます。茎と葉柄は少し紫色を帯びる。
花は複散形花序に付き、総苞片はあっても1つ、小総苞片は線形で数個。
備考
エングラー : セリ科
類似種
 
撮影地
2014.6 青森県白神山地

トウキ

小花序。わかりにくいが線形の小総苞片が見られた。 (2014.6 青森県白神山地)

トウキ

総苞片は普通ありませんが、希に1つ付くこともあります。小総苞片は線形。 (2014.6 青森県白神山地)

トウキ

葉は光沢があり、2-3回3出羽状複葉、小葉は更に2-3裂し、縁には鋸歯があります。基部は長い鞘状で茎を抱く。葉をちぎると、清涼感のある心地よい香り(セロリ臭)が強く漂いました。 (2014.6 青森県白神山地)