ガラニチカセージ (メドウセージ=誤用)

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シソ科 Lamiaceae
シソ科 Rabiatae
メドウセージと呼ばれることも多いですが、誤用、若しくは商品名と思われます。
(観察による記述)
丈は70-80cmほど、茎はよく分枝し、断面は四角形で腺毛が密に見られます。葉は広卵形~三角状卵形で葉身は4-8cmほど、鋸歯縁、鋭頭、基部は切形~円形、葉裏には毛が見られ、腺毛が混じります。
花は枝先に片側に偏って総状に付き、長さ4cmほどの唇形花で、筒部が長く、青紫色、花柱は上唇から飛び出します。萼はほぼ無毛。
本来のメドウセージ(S. pratensis)は花序が長く、花は片側に偏らず、萼に毛が見られる。

 

2019.11.21 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 葉2

ガラニチカセージ-全体

11月下旬になってもまだ咲いていました。
(2019.11 千葉市)

ガラニチカセージ-全体2

以前より園芸用に植栽されていましたが、近年、逸出がかなり増えました。
群生することが多い。(2019.10 千葉市)

ガラニチカセージ-全体3

(2019.9 千葉市)


ガラニチカセージ

花の形はアキギリより長く、特に筒部が長い。花冠には微毛が見られましたが、
萼には毛が見られませんでした。(2019.10 千葉市)

ガラニチカセージ

葉は下部では広卵形、上部は三角状卵形、基部は切形~円形。
(2019.9 千葉市)

ガラニチカセージ

葉裏脈上に毛が多く見られ、腺毛が混ざっています。
(2019.9 千葉市)

ガラニチカセージ

茎には腺毛が多く見られました。
(2019.9 千葉市)