ラショウモンカズラ Meehania urticifolia

2024.6.4 更新

ラショウモンカズラ

分類
シソ科 ラショウモンカズラ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 林内
地域
本州以南
特記
 -
特徴
新緑が芽吹く頃、山の林床で目立つ花のひとつです。
丈は20-30cmほど、葉は三角状心形で粗い鋸歯があり、柄があります。両面には毛が多く見られます。茎にも毛が多い。
花は葉腋に数輪ずつ付き、4-5cmほどあり、この科の植物にしては大きい。下唇は先端が浅く2裂、裂片は白く紫斑があり、下方に反り返ります。
花の終わり頃に走出枝を出します。
備考
エングラー : シソ科
類似種
 
撮影地
2013.5 長野県茅野市  他

ラショウモンカズラ

花はシソ科としては大きく、多数付いて且つまとまって見られることも多く、春の林内では一際目立ちます。 (2013.6 長野県松本市)


ラショウモンカズラ

花は上部の葉腋に数個ずつ付き、下唇は浅く2裂。雄しべは4本、うち2本は短く2本は長い。花柱先端は2裂。 (2013.6 長野県松本市)


ラショウモンカズラ

花冠は長さ4-5cm、外側にまばらに毛が見られます。 (2018.6 長野県佐久穂市)


ラショウモンカズラ

葉は対生し、三角状心形で粗い鋸歯があり、葉の両面、縁に毛が多く見られます。茎にも毛が多い。 (2015.5 東京都八王子市)


ラショウモンカズラ

花期の後半あたりから長い走出枝を出す。走出枝は斜上するように伸びることも多いが、やがて倒れる。 (2024.5 群馬県みなかみ町)