オオバタチツボスミレ

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スミレ科 Violaceae
丈も30cmくらいになり、立派な姿の有茎のスミレ。主として北海道に分布し、本州は一部の山地に限られています。その名のとおり、葉も大きく、3-7cmの円心形、波状の鋸歯があり、先は尖るものも丸いものもあり、柔らかい。托葉はほぼ全縁
花も2-3cmと大きく、ふつう赤紫色ですが、白っぽいものもあります。側弁には毛があり、全ての花弁・・・特に唇弁に紫条があります。距は短い。

 

2016.9.1 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花正面
  • 花2
  • 花 横
  • 托葉
  • 葉2
  • 実2
  • 夏姿

オオバタチツボスミレ-全体

株は大きく立派で、花も大きく、端正なスミレ。在来のスミレでは最も花が大きい。
(2015.5 青森県八甲田山)

オオバタチツボスミレ-全体2

ここでは広範に見られますが、本州他地域では極めて限定的。
(2015.5 青森県八甲田山)

オオバタチツボスミレ-全体3

花期の終わり頃。
(2017.5 青森県八甲田山)

オオバタチツボスミレ-花

花は2-3cmと大きく、側弁には毛があります。
(2015.5 青森県八甲田山)

オオバタチツボスミレ-花2

(2015.5 青森県八甲田山)


オオバタチツボスミレ-花3

距は短い。
(2015.5 青森県八甲田山)

オオバタチツボスミレ-托葉

托葉はまばらに浅い鋸歯があるか、全縁。
(2010.5 八甲田山)

オオバタチツボスミレ-葉

葉は大きく3-7cmの円心形でふつう先は尖ります。
(2010.5 青森県八甲田山)

オオバタチツボスミレ-葉2

葉裏も無毛で光沢があります。
(2015.5 青森県八甲田山)

オオバタチツボスミレ-実

枯れかけた托葉からかろうじて判別できました。
(2010.7 尾瀬)

オオバタチツボスミレ-実2

(2010.7 尾瀬)


オオバタチツボスミレ-夏姿

葉は径10cm弱ほどありました。おおよそ、すみれの葉には見えなかった。
(2016.8 青森県八甲田山)