アワガタケスミレ Viola awagatakensis


アワガタケスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 草地
地域
山形 福島 新潟
特記
準絶滅危惧
特徴
新潟県粟ヶ岳で見つけられたスミレ。
葉が小さくて革質、光沢があり、基部が切形になります。茎はほとんど伸びません。托葉は櫛形。
花はナガハシスミレによく似て距が長い。やや小ぶりで淡紫色。
備考
エングラー : スミレ科
近似種
ナガハシスミレ : 茎はタチツボスミレ同様に伸びる。葉は心形。
撮影地
2015.5 新潟県  他

アワガタケスミレ

ナガハシスミレに比して葉が小さく、花も小ぶりなものが多かった。 全体にナガハシスミレが萎縮したような印象でした。ナガハシスミレと紛らわしいものもありましたが、葉の基部に前年の托葉が多数残っているかどうかで判断しました。 (2015.5 新潟県)


アワガタケスミレ

極端なものは、写真のように花弁も葉と同じようにシワが入っていました。 が、必ず入るわけではないようです。 (2015.5 新潟県)


アワガタケスミレ

ナガハシスミレのように距はとても長い。 (2015.5 新潟県)


アワガタケスミレ

未開花の株。葉の数は多いけれど小さく、多くは長さ2cm足らず。革質で細かなシワが見られます。痛んで少し暗い色の 葉はおそらく前年の葉。 (2015.5 新潟県)


アワガタケスミレ

ほとんど無茎に見えますが、おそらく節間がとても短いのではないかと思わせるような托葉の付き方でした。少なくとも、葉の多くは根生ではない。 茶色い托葉はおそらく前年の葉のもの。 (2015.5 新潟県)