マキノスミレ Viola violacea var. makinoi
(品種) フイリマキノスミレ


マキノスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-5月 草地
地域
青森~近畿 日本海側に多い
特記
 -
特徴
鮮やかな濃いピンクのすみれです。母種のシハイスミレより花色が濃く、葉がまっすぐに立ち上がる傾向があります。
丈は4-10cm、葉は長披針形、先は尖り基部は心形で葉裏は緑色~やや赤味を帯びます。花の側弁には毛が見られません。距は細長い。
葉に斑の入るものはフイリマキノスミレ、葉表に毛が密生するものはシナノスミレと呼びます。
備考
エングラー : スミレ科
類似種
シナノスミレ : 葉表に毛が密生。
シハイスミレ : 葉は横に展開し裏面はふつう赤い。距は本種より短く花色はやや淡い。
撮影地
2008.4 新潟県長岡市  他

マキノスミレ

日本海側で多く見られるようです。葉はまっすぐ立ち上がる。 (2008.4 新潟県長岡市)


マキノスミレ

シハイスミレより花色の濃いものが多いようです。側弁に毛はない。 (2008.4 新潟県長岡市)


マキノスミレ

距はシハイスミレより長めです。 (2008.4 新潟県長岡市)


マキノスミレ

葉は長披針形で、シハイスミレより長細い感じです。葉裏は最初やや赤みがありますが、次第に緑色になることが多い。 (2008.4 新潟県長岡市)


(品種) フイリマキノスミレ f. variegata

フイリマキノスミレ

葉に斑の入るものはフイリマキノスミレ と呼びます。斑といってもこの程度なのですが、マキノスミレは他の種のように斑入りは多くない。 (2015.5 新潟県粟ケ岳)