ミゾソバ / シロバナミゾソバ

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タデ科 Polygonaceae
田んぼの周りでよく見ます。
丈はふつう30-100cm、葉は3-12cmの卵状ほこ形で先は長く尖り、基部は心形で両脇は卵形に張り出します。茎は葉腋でよく分枝し、下向きの刺毛があります。托葉鞘は短い筒状で縁に毛があります。
花は茎の先に密な総状に集まって付き、花弁はなく、萼は5裂で長さ4-7mm。花柄に赤い腺毛が見られます。
近年はオオミゾソバと呼ばれていたものも本種に含めます。

 

2020.11.20 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • 葉3
  • 茎2
  • 托葉鞘
  • シロバナミゾソバ
  • 同・2
  • 紅花
  • 同・花
  • 同・花2
  • 芽出し
  • 芽出し2
  • 芽出し3

ミゾソバ-全体

この仲間では一番身近な花です。
(2010.10 千葉市)

ミゾソバ-全体2

(2016.10 千葉市)


ミゾソバ-全体3

(2014.10 千葉市)


ミゾソバ-花

花被の上半分がピンク色。
(2006.9 千葉市)

ミゾソバ-花2

花弁に見える萼は5裂。黄色く見えるのは何だろう?
(2015.10 千葉市)

ミゾソバ-花3

上部の茎には腺毛が見られ、腺のない開出毛も混じりますが、花序柄や花柄、萼には腺毛がほとんど見られず、開出毛が目立ちました。(2014.10 千葉市)

ミゾソバ-葉

葉に斑が入るものが多く見られます。
(2010.10 千葉市)

ミゾソバ-葉2

葉全体に毛が多く、縁毛も見られます。
(2014.10 千葉市)

ミゾソバ-葉3

葉裏。
(2014.10 千葉市)

ミゾソバ-茎

下向きの刺があります。
(2006.9 神奈川県箱根町)

ミゾソバ-茎2

刺が微細で間欠的なもの。更に手で触っても
ほとんど刺を感じないものもありました。(2016.10 千葉市)

ミゾソバ-托葉鞘

下部の托葉鞘は筒状。但し最下部については・・・芽出し3参照。
(2014.10 千葉市)

シロバナミゾソバ-花

(f. viridialba) ほぼ真っ白な花。
(2010.10 千葉市)

シロバナミゾソバ-全体

(2020.10 千葉市)


ミゾソバ-紅花

希に、濃いピンクのものが見られます。特に名はありませんが、
地域でも希に散見されるようです。(2020.10 千葉市)

ミゾソバ-紅花2
普通のミゾソバとは色のマッピングが逆で、基部が赤く先端だけ白い
というのが面白い。 もしこちらが典型だったら、秋の田んぼ回りはもっと華やかだったと思います。(2020.10 千葉市)

ミゾソバ-紅花3

(2020.10 千葉市)


ミゾソバ-芽出し

双葉は狭長披針形ですが、葉は卵形で基部は切形、
まだ耳形に張り出す姿はしていない。(2014.3 千葉市)

ミゾソバ-芽出し2

4-5cmになった状態。托葉鞘を見ると・・・NEXTタブ
(2017.3 千葉市)

ミゾソバ-芽出し3

托葉鞘の上部が葉状に拡がっています。花期に見る中部以上の葉にはないので、
最初の頃に出る葉の托葉鞘だけなのかも・・・。(2017.3 千葉市)

ミゾソバ-種

種子は長さ約4mm、3稜がある卵形。方眼は1cm。