ヤナギタデ Persicaria hydropiper


ヤナギタデ

分類
タデ科 イヌタデ属
植生環境
里 
開花時期
7-10月 田のまわり 湿地 水辺
地域
全国
特記
 -
特徴
湧水のある水路などでは、しばしば沈水~抽水植物になります。
丈は30-80cm、茎は直立します。葉がヤナギの葉に似ていることが名の由来で、3-10cmの披針形~長卵形、葉の両面に小さな腺点があります。托葉鞘は筒状で膜質、縁に短い毛があります。
花は総状でややまばらですがボントクタデより密で弓なりになって先は垂れます。萼は2.5-4mmで4-5裂し腺点が見られます。
備考
エングラー : タデ科
類似種
 
撮影地
2019.10 千葉市  他

ヤナギタデ

稲刈り後の田んぼなどでふつうに見られます。かつては刺身のつまにしたそうで、噛むと、少しピリッとした辛さがあります。 (2020.9 栃木県渡良瀬遊水地)

ヤナギタデ

花はボントクタデより密に付きます。萼に小さな腺点が見られます。 (2018.10 千葉市)

ヤナギタデ

葉は披針形~長卵形。 (2006.9 千葉市)


ヤナギタデ

托葉鞘は筒型で縁毛は短い。 (2018.10 千葉市)


ヤナギタデ

沈水葉。ヤナギタデは湧水の水流の中でも見られます。葉の形は同じですが、質が薄く、半透明状。写真は水流で屈折していてゆがんで見えています。 (2014.8 栃木県高根沢町)