オオニシキソウ Chamaesyce nutans

2023.9.27 更新

オオニシキソウ

分類
トウダイグサ科 ニシキソウ属
植生環境
開花時期
6-10月 道ばた 荒れ地
地域
外来種 (北米原産)
特記
 -
特徴
茎は匍わずに立ち上がるのが特徴。
丈は20-40cm、茎の片面に軟屈毛が見られます。葉はゆがんだ長楕円形で鈍頭、基部は円形、縁の上半に鋸歯が見られ、長毛があり、裏面は白い。ふつう斑はないがあるものもある。
頭花は枝先に集散状に付き、腺体は楕円形で白い花びらのように見えるのはその付属体。果実は無毛。
時に湿生地で見られることがあり、全く印象が異なるものがある。
異説
「日本の野生植物」では トウダイグサ属 Euphorbia としている。
備考
エングラー : トウダイグサ科
類似種
セイタカオオニシキソウ : 全体的に毛のないもの。沖縄のみに帰化。
撮影地
千葉県四街道市 2007.9 千葉市  他

オオニシキソウ

茎は立ち上がって斜上し、丈が30-60cmほどになる。葉の大きさにはバリエーションがあり、それによって全体の印象が変わることがある。 (2023.8 千葉市)


オオニシキソウ

葉に斑があるものとないものがある。 (2017.8 千葉市)


オオニシキソウ

枝先に集散状に付く花序の腺体は4、花弁に見えるものは腺体の付属体。果実には突起等はなく、表面は平滑。 (2023.8 千葉県印西市)


オオニシキソウ

茎の片面には短い屈毛があり、葉には長毛がある。 (2023.8 千葉市)


(参考) 異形態

オオニシキソウ-参考

水路脇の湿生地で群落を形成していたもの。丈は40-60cmと大きく、茎は太く、茎の中部に付く葉は長さ5cmと大きい。当初、本種とは異なるのではと疑ったが、その後、大きさ以外の特徴は本種に一致した。 (2023.8 千葉県四街道市)