ユキグニミツバツツジ Rhododendron lagopus var. niphophilum


ユキグニミツバツツジ

分類
ツツジ科 ツツジ属
植生環境
山地
開花時期
4-6月 林内
地域
秋田南部~鳥取東部の日本海側 近畿
特記
 -
特徴
日本海側で見られるミツバツツジ。
落葉低木で丈は1-3m。若い枝は無毛。葉は枝先に3輪生し、4-6cmの幅広い菱形で中央やや下が最も幅広、先端は短く尖り基部はくさび形。裏面全面に淡褐色の毛が見られます。
花は葉は同時か先んじて咲き、枝先に1つ咲きます。花冠は3.5-4.5cmで5中~深裂し、上側裂片に斑が明瞭。萼と花柄に淡褐色の毛が見られます。雄しべは10で花柱に毛はない。子房には軟毛が密。
備考
エングラー : ツツジ科
類似種
ミツバツツジ : 雄しべは5、花冠は5中裂。
トウゴクミツバツツジ : 花柱に毛がある。花冠上側裂片の斑は目立たない物が多い。
撮影地
2011.5 新潟県弥彦山  他

ユキグニミツバツツジ

雄しべは10本、上側裂片の斑が明瞭。 (2011.5 新潟県弥彦山)

ユキグニミツバツツジ

花糸、花柱ともに無毛。子房には毛が密生。柄にも軟毛がある。新葉の状態だと葉裏に毛が多く、脈上には密にある。 (2018.6 山形県月山)

ユキグニミツバツツジ

葉は枝先に3輪生。葉が完全に展開すると葉裏の毛は少なくはなるが、主脈下部の軟毛は残る。 (2019.6 新潟県十日町市)