ダイモンジソウ

top
ユキノシタ科 Saxfragaceae
「大」の字のような花の形が花の名の由来。
丈は10-30cm、根生葉は3-15cmの腎円形で5-17浅裂し、基部は心形、ふつう葉面に毛が見られます。
花は集散状に付き、下側2つの花弁が長く、4-15mmの線状楕円形、上側3つは3-4mmで斑がない
茎や葉に毛が多く、葉裏が白いものはイズノシマダイモンジソウと呼ばれます。高山型のものはミヤマダイモンジソウがと呼ばれ、葉に毛がないとされていますが、分類上は分けない。その他、葉の基部がくさび形になるウチワダイモンジソウ、葉の裂け方の深いナメラダイモンジソウなどがありますが、これらは西日本に多い。

 

2018.10.21 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 葉2

ダイモンジソウ-全体

沢沿いの湿った岩場などでよく見かけます。
(2013.10 岩手県久慈市)

ダイモンジソウ-全体2

(2013.10 岩手県久慈市)


ダイモンジソウ-全体3

(2015.9 長野県飯田市)


ダイモンジソウ-花

2枚の花弁が他の倍近い長さがあります。裂開前の葯は赤~オレンジ。
(2013.10 岩手県久慈市)

ダイモンジソウ-花2

柄に腺毛が見られました。
(2016.9 長野県宮田村)

ユキノシタ-実

若い果実。橫に拡がっているのは花糸。
(2018.10 新潟県 旧・入広瀬村)

ダイモンジソウ-葉

表面に粗い毛が見られます。
(2013.10 岩手県久慈市)

ダイモンジソウ-葉2

表面に粗い毛があります。これがないものがミヤマダイモンジソウ
ただし、脱落しているものもあり、わかりにくい。(2008.10 筑波山)