ミカワチャルメルソウ

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ユキノシタ科 Saxfragaceae
チャルメルソウの基準変種。
丈は15-30cm、根生葉は広卵形~卵形で
長さ1.5-8cm、ほとんど裂けず、不揃いの鋸歯があって基部は深い心形、柄とともに粗い毛と腺毛が見られます。茎上部には短腺毛、下部には長毛が見られます。
花は総状に多数付き、花弁は魚の骨状に7-11裂し反曲、萼裂片は卵状三角形で直立し、腺毛が見られます。
西日本で見られるチャルメルソウは花弁が3-5裂。

 

2013.5.13 作成
  • 全体
  • 花2

ミカワチャルメルソウ-全体
このサイトの範囲ぎりぎりの長野・岐阜・愛知県境付近にのみ見られ、
この写真を撮影した沢は本種でしたが、峠を隔てた反対側の沢は、
もうコチャルメルソウだけでした。(2013.5 長野県南木曽町)

ミカワチャルメルソウ-花

花弁が7-9裂するのが特徴。この写真ではややボケていますが、
裂片に腺点が見られます。(2013.5 長野県南木曽町)

ミカワチャルメルソウ-花2

花弁は後ろに反曲するのに対して、萼の裂片は直立しますから、
萼のほうが内側になります。(2013.5 長野県南木曽町)

ミカワチャルメルソウ-葉

葉は広卵形で葉面に長い毛と腺毛が見られ、基部は心形。
(2013.5 長野県南木曽町)