トリアシショウマ Astilbe thunbergii var. congesta


トリアシショウマ

分類
ユキノシタ科 チダケサシ属
植生環境
山地
開花時期
6-7月 明るい林内 草地
地域
山地
特記
 -
特徴
丈は40-100cm、葉は3回3出複葉、頂小葉は5-12cmの広卵形で先は尾状に尖り、基部は心形、不揃いの重鋸歯が見られます。走出枝を出して増えます。
花序は2回ほど分枝して円錐状、軸に腺毛が見られます。花弁は白色で4-6mmのサジ形。
異論
本種、ハナチダケサシ、アカショウマ、ミカワショウマ、フジアカショウマをそれぞれ独立種とする意見もある。その場合、本種の学名は A. odontophylla
備考
エングラー : ユキノシタ科
類似種
アカショウマ : 小葉の幅が狭く、花序は最下部の枝を除いて再分枝しない。
ハナチダケサシ : 花弁がヘラ状で下部は糸状。小葉には欠刻状の重鋸歯がある。
ヤマブキショウマ(バラ科) : 小葉の側脈が平行ではっきりしていて、花には雌雄がある。
撮影地
2014.7 山形県月山  他

トリアシショウマ

花序は2-3回分枝します。 (2009.7 群馬県沼田市)


トリアシショウマ

花弁はサジ形で5mm、雄しべより長い。花序の軸には腺毛が密生。 (2014.7 山形県月山)


トリアシショウマ

葉は3回3出複葉、小葉は卵形~広卵形で先は尖り典型的なものは基部が心形。縁に不揃いの重鋸歯が見られます。 (2017.7 青森県西目屋村)