ヤマユリ Lilium auratum var. auratum

2024.7.17 更新

ヤマユリ

分類
ユリ科 ユリ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-8月 明るい林内 林縁 草原
地域
東北~近畿
特記
 -
特徴
説明不要の野草の女王・・・日本が最も誇れる野草の1つ。世界最大の百合で、カサブランカなど、多くの観賞用の百合にも改良されて世界中で愛されています。
丈は1-1.5m、葉は10-15cmの披針形で短柄があります。
花は茎頂に横向きに~20個ほど咲き、強い芳香があります。花被片は10-18cmで反り返り、白地に赤い突起があり、中脈付近が黄色。内花被片の幅が少し広い。花粉は赤褐色。
備考
エングラー : ユリ科
類似種
サクユリ : 花がさらに大きく、赤褐色の斑がないか少ない。葉も幅が太い。
撮影地
2020.7 千葉市

ヤマユリ

野草とはとても思えない、立派な花。野草の女王。最大20個ほど花を付けます。 (2012.7 千葉市)

ヤマユリ

花は径20-26cm。外花被片はやや細く、縁が波立つことが多い。赤い斑は突起状になっています。赤い斑の目立たないものはサクユリ(var. platyphyllum)と呼ばれます。 (2020.7 千葉市)

ヤマユリ

花は葉腋から柄を伸ばして付きます。花の基部に苞葉が1枚付く。 (2014.7 千葉市)

(園芸種 または 同起源) 

hybrids

一般的にオリエンタルリリー(オリエンタルハイブリッド)と呼ばるものの1種。上記は花被片に赤い突起がないことなど「カサブランカ」によく似ていますが、花被片の中央に黄色が残っており、サクユリ(ヤマユリの変種で伊豆諸島に自生)に似ていました。園芸雑種は公開されていない情報が多々あり、逸失や放置で見られるとお手上げです。 (2024.7 千葉市)