ノカンゾウ Hemerocallis fulva var. disticha
(型) ベニカンゾウ

2024.7.11 更新

ノカンゾウ

分類
ツルボラン科 ワスレグサ属
植生環境
開花時期
7-8月 やや湿ったところ
地域
本州以南
特記
 -
特徴
中国に自生するホンカンゾウの変種。田んぼの脇や用水路脇などで見掛けることが多いキスゲ。
葉は長さ50-70cm、幅10-15mmと細い。
花茎は50-70cm、花序は2分して計10個ほど付き、花被片はやや褪せたオレンジ色で7-8cm、先は少し反ります。花筒は長く、2-4cmで、他のキスゲと比べて花茎から花が離れて付いている感じがします。
花色の赤いものはベニカンゾウと呼ばれます。
備考
エングラー : ユリ科
類似種
 
撮影地
2020.7 千葉市

ノカンゾウ

田んぼのまわりや畦で見られることが多い。 (2020.6 千葉市)

ノカンゾウ

花の長い筒部・・・花枝状のオレンジ色部分・・・が特長です。 (20201.7 千葉市)

ノカンゾウ

内花被片は外花被片より少し幅が広い事が多い。雄しべは6で上方に反る。 (2024.7 千葉市)

(比較)

ノカンゾウ

左:本種 右:ヤブカンゾウ 幅は倍近い差がありました。 (2020.7 千葉市)

(型) ベニカンゾウ (var. longituba = synonym)

ベニカンゾウ

花被の赤色の濃いもの。花被片の中脈付近の花色より外側が極端に濃いものを本種とした。(ハマカンゾウに似る感じ) ふつうは同色かやや外側が薄い。なお、学名からは筒部が長いと読めるが、図鑑に記述はなく、不明。そもそもこの部分が長いのがノカンゾウの特徴。 (2016.7 千葉市)