アリノトウグサ

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アリノトウグサ科 Haloragaceae
丈は10-40cm、茎の下部は地を匍い、立ち上がって花を付けます。葉は対生、上部では時に互生し、短柄があり、6-12mmの卵形~卵円形、先はやや尖り基部は円形、低い鋸歯があります。
花は茎頂に副総状に付き、長さ2-3mmとごく小さく、下向きに咲きます。花弁は4、萼も4裂で約1mm、その下に萼と合着した1mmの球状の子房が付きます。

 

2016.8.10 更新
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アリノトウグサ-全体

低地の湿性地などで見られる花で、意外といろいろな所にあるにもかかわらず、
他の植物に紛れてしまって気づかないことが多いです。(2007.7 千葉県・旧成東町)

アリノトウグサ-全体2

(2015.7 千葉県 旧・成東町)


アリノトウグサ-花

斜め下向きに花を付けます。
(2015.7 千葉県 旧・成東町)

アリノトウグサ-花4

蕾の状態。短柄があり、基部に小苞が1-2個付く。萼筒部は倒卵状球形で子房と合着、
先は4裂し、裂片は三角形。花弁は4つで長楕円形で朱色。(2014.7 青森県 旧・木造町)

アリノトウグサ-花3

雄性期の花。雄しべは8で葯は細い花糸にぶら下がっています。反り返っているのは花弁。
緑の三角形が萼の裂片部分。小苞は脱落してない。(2015.7 千葉県 旧・成東町)

アリノトウグサ-花4
葯が落ちて間もない状態。花糸が残っています。花弁も脱落している。
柱頭はまだ完全に展開していませんが4つ確認出来ます。
雌性期への移行期のような感じ?(2016.8 千葉県 旧・成東町)

アリノトウグサ-花5

雌性期の花。柱頭は羽毛状に裂けます。
(2016.8 千葉県 旧・成東町)

アリノトウグサ-葉

葉は対生。
(2012.7 青森県 旧・木造町)

アリノトウグサ-葉2

葉は長さ6-12mm、卵形~卵円形で縁に浅い鋸歯があります。
(2015.7 千葉県 旧・成東町)

アリノトウグサ-葉3

葉裏。微細な毛があるような、ないような・・・。
(2015.7 千葉県 旧・成東町)

アリノトウグサ-葉4

(2015.7 青森県岩木村)


アリノトウグサ-茎

葉の基部には短い柄が見られます。
(2015.7 千葉県 旧・成東町)

アリノトウグサ-茎2

茎はしばしば赤くなります。
(2009.6 千葉県・旧成東町)

アリノトウグサ-芽出し

丈は1cm強くらいだったと思う。
(2016.4 千葉県 旧・成東町)

アリノトウグサ-芽だし2

やがて、茎葉地を匍うように伸びるようです。
(2013.4 千葉県 旧・成東町)

アリノトウグサ-紅葉

秋には全草、真っ赤に紅葉します。群生している場所は特に綺麗です。
(2012.11 千葉県 旧・成東町)