ミズハコベ

top
オオバコ科 Plantaginaceae
アワゴケ科 Callitrichaceae
水辺などでよく群生します。雌雄同株。
沈水葉は線形で先端は切形~やや凹頭、気中葉は長楕円形~さじ形で先端は円頭でわずかに凹頭、ともに柄はありません。
花はごく小さく、葉腋に付き、雄花は雄しべ1つ、雌花は雌しべ1つで、ともに2枚の苞に包まれています。果実は楕円形~倒卵状楕円形で先端がわずかに凹み、側面に4稜があります。

 

2015.6.18 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 全体4
  • 全体5

ミズハコベ-全体2

水が引いていた部分にあったもの。泥が深くて、水中のものには近づけませんでした。
(2015.6 栃木県渡良瀬遊水地)

ミズハコベ-全体

本来はこのような生態のもの。
(2011.9 静岡県富士宮市)

ミズハコベ-全体3

下部のものは線形に近く、上部ほど幅が広くなっており、下部は水中葉に近い姿のようです。この距離からでも葉の3脈が確認できます。(2015.6 栃木県渡良瀬遊水地)

ミズハコベ-全体4

(2015.6 栃木県渡良瀬遊水地)


ミズハコベ-全体5

葉腋に1つずつ花や果実が付いていました。葉には気孔と見られる穴が見られました。
(2015.6 栃木県渡良瀬遊水地)

ミズハコベ-花

雌花と思われるもの。Aが苞でBが子房ではないかと思われます。
花の大きさは3mmくらいでした。(2015.6 栃木県渡良瀬遊水地)

ミズハコベ-実

果実は全体として楕円形~倒卵状楕円形、先端がわずかに凹み、
側面には4稜があります。(2015.6栃木県渡良瀬遊水地)

ミズハコベ-葉

葉には3脈があり、先端は円頭に見えますが、良く見るとわずかに凹んでいます。
肉眼では気づけませんでした。(2015.6栃木県渡良瀬遊水地)