ヤマトミクリ

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ガマ科 Typhaceae
ミクリ科 Sparganiaceae
丈は40-80cm、葉は幅4-10mmの線形で、葉裏の中央に稜があります。
花茎は分枝せず、上部は5-9個の雄花頭花、下部に3-6個の雌花頭花が付きます。雌花頭花には柄があり、その柄の全部または一部は茎と合着します。雄花頭花はそれぞれ接して付かない。

 

2017.6.30 更新
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ヤマトミクリ-全体

ここは千葉県で唯一見られる場所ですが、コンクリート擁壁の水路内にあって、びっくり。すぐ近くで地下水をくみ上げていて、綺麗な水が流れていました。(2017.6 千葉県)

ヤマトミクリ-全体2

花茎は分枝しません。葉はミクリより細い。
(2017.6 千葉県)

ヤマトミクリ-全体3

花柄が目に見える状態のもの。
(2013.7 千葉県)

ヤマトミクリ-花
雌花頭花には柄があり、柄は全部または一部が茎に合着します。
下の頭花の柄は下の葉腋から出て、途中で開出。
下の頭花の柄は中央の葉腋から出て全て茎に合着。(2017.6 千葉県)

ヤマトミクリ-花2
柄が葉腋間の茎より長いもの。3つ見えている頭花のうち、
一番下の頭花の柄は一番下に見えている葉の葉腋から出て途中まで合着し残り半分が
開出、中央の頭花の柄は次の葉の基部を越えて全て合着。 (2013.7 千葉県)

ヤマトミクリ-花3

一番下の雌花頭花は多くは合着した花柄が途中から開出して
柄が遠目にも確認できるような姿でした。 1:茎 2:柄 (2017.6 千葉県)

ヤマトミクリ-花4

下から2番目の雌花頭花。ほぼ全ての株で、柄のほぼ全てが茎に合着していました。
1:茎 2:柄 (2017.6 千葉県)

ヤマトミクリ-花5

雌花頭花。3-6個付く。
(2015.6 千葉県)

ヤマトミクリ-花6

(2015.6 千葉県)


ヤマトミクリ-花7

茎の上部は雌花頭花。頭花同士は接して付かない。
(2017.6 千葉県)

ヤマトミクリ-花8

雄花頭花は上部に付きます。
(2017.6 千葉県)

ヤマトミクリ-花9

雄しべは1つの花に3つ。
(2015.6 千葉県)

ヤマトミクリ-実

果実は中央部がくびれるそうですが、解体しないとわからない。
(2017.6 千葉県)

ヤマトミクリ-葉

左:葉表 右:葉裏 葉裏の中央に稜がありますが、ミクリに比して低い。
葉の幅も細い。(2017.6 千葉県)