ミヤマツチトリモチ Balanophora nipponica


ミヤマツチトリモチ

分類
ツチトリモチ科 ツチトリモチ属
植生環境
山地
開花時期
8月 カエデの林床
地域
秋田・岩手以南
特記
絶滅危惧2類
特徴
中部以東、以北で見られる唯一のツチトリモチ。主にカエデ科に寄生します。
丈は8-15cm、花穂は断面が長楕円となる形で、赤褐色~黄褐色、表面はイボ状の細かな突起基部に覆われ、花自体は見えません。基部に数枚の鱗片葉が付きます。雌雄別株ですが、雄株は未発見。
備考
エングラー : ツチトリモチ科
類似種
 
撮影地
2013.8 東京都三頭山

ミヤマツチトリモチ

丈は8-15cmほどですが、落ち葉に覆われて見える部分はそれ以下。雄株は未発見だそうで、見れるのは全て雌株の花。 (2013.8 東京都三頭山)


ミヤマツチトリモチ

花の表面は小混体と呼ばれる細かなイボ状の突起に覆われていて、雌花そのものは見えません。 (2013.8 東京都三頭山)


ミヤマツチトリモチ

基部に鱗片状の葉が数枚付きます。どなたかが落ち葉をどけてくれたので撮影できましたが、この部分は落ち葉などに隠れて見えないことが多いようです。 (2013.8 東京都三頭山)