アオツヅラフジ Cocculus trilobus

2024.6.30 更新

アオツヅラフジ

分類
ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-8月 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
落葉ツル性木本。雌雄別株。
ツルには黄褐色の毛があり葉柄や花序の軸にも見られます。葉はふつう広卵形ですが、変異が多く、時に3裂します。
花は枝先や葉腋から出る柄に付き、花弁、萼片とも6個、雄花は雄しべ6、雌花は雌しべ6と仮雄しべ6、子房は6心皮。秋にヤマブドウやエビヅルのような6-7mmの粉白を帯びた青黒い果実を密に付けるが、有毒。
備考
エングラー : ツヅラフジ科
類似種
 
撮影地
2013.7 青森県階上町  他

アオツヅラフジ

雄花序。雌花序に比して大きく花数も多いことが多い。 (2016.8 山形県鶴岡市)


アオツヅラフジ

雄花。雄しべ6、萼片3x2列でふつう外側(A)は小さく、内側(B)が大きい。先が鋸歯状になっていた。花弁も3x2列で先は2つに裂ける。 (2024.6 千葉県横芝光町)


アオツヅラフジ

雌花。大きさや萼片、花弁は雄花と同じ。花柱は6裂。外側萼片(矢印)がチラッと写っていた。 (2024.6 千葉県横芝光町)


アオツヅラフジ

葉は対生し卵形~写真のように3裂するものもあり、表は革質、無毛のようにも見えるが細い白毛が見られる。葉裏にも毛があり、茎(ツル)、葉柄、花序にも白毛が密。  (2024.6 千葉県横芝光町)


アオツヅラフジ

果実は青黒く、表面にブドウと同じような粉白いものが付着しています。 (2018.10 長野県佐久市)