ヤマゴボウ Phytolacca acinosa

2022.6.19 作成

ヤマゴボウ

分類
ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属
植生環境
開花時期
6-9月 道ばた 荒れ地
地域
北海道南西部~九州
特記
 -
特徴
丈は1mほど、全草無毛、葉は長10-15cmの楕円形~卵状楕円形、先だけツンと尖る。
花序は5-12cmで直立、花は多数が密に付き、径8mm、白色、萼片は5、雄しべは8-10個、心皮は8で離生、黒色に熟す。
付記
食用のヤマゴボウはモリアザミやオヤマボクチの根を指し、本種とは異なる。本種の根は有毒で中毒事故が絶えない。腹痛や嘔吐などの激しい症状。
備考
エングラー : ヤマゴボウ科
類似種
マルミノヤマゴボウ : 花序は直立、心皮は7-10個が合生。
ヨウシュヤマゴボウ : 花序は長く、弓なりに下垂し、花がややまばらになる。心皮は10個が合生。
撮影地
2022.6 長野県

ヤマゴボウ

花序は葉と対生するように付くか頂生する。 (2022.6 長野県)

ヤマゴボウ

花序は長さ10-15cm、花は密に多数付く。 (2022.6 長野県)

ヤマゴボウ

花は径8mm、萼は5、雄しべは8-10、裂開前の葯はふつうピンク。心皮は8で離生するところが本種の最大の特徴。 (2022.6 長野県)


ヤマゴボウ

葉は長さ10-15cm、先だけ尖る。 (2022.6 長野県)