ツブラジイ Castanopsis cuspidata

2022.10.14 更新

ツブラジイ

分類
ブナ科 シイ属
植生環境
山地
開花時期
5-6月  
地域
関東以西
特記
 -
特徴
20mほどになる落葉高木。樹皮はふつう、老木になっても縦の裂け目は出ない。
葉は5-10cmの卵状長楕円形で、基部は鈍いくさび形、上半に波状鋸歯が見られるか全縁。葉裏は毛が密生して白い。
花は新枝の下部に雄花序が付き、長さ8-10cm、先が垂れ、強いにおいがあります。雌花序は新枝の上部に付き、約8cm。
備考
エングラー : ブナ科
類似種
 
撮影地
2018.5 千葉市

ツブラジイ

上 : 雄花序。花序は8-10cmほど。スダジイ同様、強いにおいを発します。 下 : 雌花序。新枝の上部に付く。 (2018.5 千葉市)

ツブラジイ

堅果は長さ6-13mmとスダジイより小さく、若いうちは殻斗に包まれていて、熟すと3裂する。殻斗には同心円状に鱗片が並ぶ。 (2022.10 千葉市)

ツブラジイ

葉はスダジイより小型で卵状長楕円形。上半に鋸歯が見られるものが多い。先も基部もスダジイより伸びない印象。 (218.5 千葉市)

(比較)

ツブラジイ

上:スダジイ 下:本種 殻斗はよく似ているが、堅果の大きさはこれだけ違う。 (2022.10 千葉市)