ツノハシバミ

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カバノキ科 Betulaceae
ふつう2-3m程度の落葉低木。
樹皮は灰褐色、若い枝は灰緑色で有毛。葉は5-11cmの広倒卵形で基部は円形、縁に不揃いの重鋸歯があります。葉裏に葉脈が著しく浮き出ます。
花は葉に先立って咲き、枝先に小さな雌花序が付き、中程に雄花序が垂れ下がります。雌花は芽鱗に包まれたまま咲き、赤い花柱だけが見えます。雄花序は3-13cmほどあり、多数の苞に内側に1つずつ付きます。雄しべは8個。果実は長さ3-7cmほどで全体に毛があり、先が嘴状に尖ります。

 

2018.10.28 更新
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  • 葉3

ツノハシバミ-全体

雄花序が目立ちますが、目が慣れてくると、赤い小さな雌花序が
点々と確認できました。(2018.3 東京都高尾山)

ツノハシバミ-全体2

前年秋の蕾の時期。果実はもう見られなかった。
(2018.10 東京都高尾山)

ツノハシバミ-花

垂れ下がっているのが雄花序。小さくて先端が赤いのが雌花序。
(2018.3 東京都高尾山)

ツノハシバミ-花2

雌花序。芽鱗に包まれたまま開花する。赤いものは柱頭。柱頭基部に見えている毛は
おそらく子房に生えている毛。(2018.3 東京都高尾山)

ツノハシバミ-花3

(2018.3 東京都高尾山)


ツノハシバミ-花4

雄花序。裂開前の葯は赤みを帯びた色でした。
(2018.3 東京都高尾山)

ツノハシバミ-花5

雄しべは8個あるそうですが、数えられなかった。
(2018.3 東京都高尾山)

ツノハシバミ-蕾

雄花序は目立ちましたがも雌花序は普通の「木の芽」のよう。
(2018.10 東京都高尾山)

ツノハシバミ-葉

葉は広卵形で先だけツンと尖ります。基部は左右不揃いなのですが、時期が時期だけに
痛みがひどくて、わかりやすい撮影が出来なかった。(2018.10 東京都高尾山)

ツノハシバミ-葉2

縁には鋭い重鋸歯ず見られます。
(2018.10 東京都高尾山)

ツノハシバミ-葉3

葉裏は葉脈が著しく浮き出し、斜上気味の白毛が見られました。
(2018.10 東京都高尾山)

ツノハシバミ-幹

樹皮は灰褐色。
(2018.10 東京都高尾山)