タブノキ

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クスノキ科 Lauraceae
常緑高木。樹皮はなめらかですが、古木になると細かな割れ目が見られます。葉は枝先に集まって付き、倒卵状長楕円形、先は尖り基部はくさび形、全縁、厚みと光沢があります。新葉は赤みを帯びる。
花は新葉と一緒にになった混芽から出て、円錐花序に付き、花被は6深裂、片は5-7mmで内側の3個が少し大きい。雄しべは9、仮雄しべは3。果実は1cmの扁球形で柔らかい。

 

2019.5.18 更新
  • 全体
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  • 花3
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  • 花5
  • 葉2
  • 冬芽

タブノキ-全体

中部以北では海岸に多いようですが、関東平野部内陸部でも見られます。
(2007.5 千葉市)

タブノキ-全体2

(2007.5 千葉市)


タブノキ-全体3

(2018.4 千葉市)


タブノキ-花

花は両性花。
(2007.5 千葉市)

タブノキ-花2

花被片は6で外側の3つが少し小さい。雄しべは9でそれぞれ葯は4つ。
腺体は・・・9個あるように見えますが・・・。(2018.4 千葉市)

タブノキ-花3
腺体と仮雄しべ(矢印)は肉眼では区別しにくいですが、
オレンジ色の先端部の形状が少し異なっており、列も仮雄しべと内側の雄しべ3が同列で、腺体より内側に連なっていました。(2019.5 千葉市)

タブノキ-花4

別の個体の花で別角度から見ても同様に、仮雄しべ(矢印)は腺体の内側にあり、
オレンジ色の部分の形状が違う。(2019.5 千葉市)

タブノキ-花5
「内側の仮雄しべの基部に腺体が2つずつ」という書かれ方をしていますが、よく見ると、外側から、雄しべ6、腺体6、雄しべ3+仮雄しべ3(矢印)、と3列になっていて、外側の雄しべと内側の雄しべ(+仮雄しべ)は放射線状に並ぶ位置取りに見えます。(2018.4 千葉市)

タブノキ-実

若い果実
(2019.5 千葉市)

タブノキ-葉

葉は倒卵状長楕円形、革質で厚みと光沢があります。
枝先に付いているのは新葉と花序を含んだ混芽。(2007.5 千葉市)

タブノキ-葉2

(2018.4 千葉市)


タブノキ-幹

(2018.4 千葉市)


タブノキ-冬芽

(2020.1 千葉市)