ユリノキ Liriodendron tulipifera

2025.5.15更新

ユリノキ

分類
モクレン科 ユリノキ属
植生環境
開花時期
5月  
地域
外来種 (北米原産)
特記
 -
特徴

高さ丈は30mほど、原産地では45mにも達する落葉高木。
葉は長さ・幅ともに6-18cm、、先端は広く浅くV字状に凹むという特徴的な形で、左右の縁は2-3浅裂、または粗い歯牙状、基部は切形。
花は枝先に付き、径5-6cm、花被片は9、外側の花被片3は白緑色、萼片状で反曲、内側の6つは椀状になり、目立つオレンジ色の斑が入る。雌しべは円錐状の軸に多数付く。

その他
本学名のうち、属名にユリ(Lily)、小種名にチューリップ(tulip)が入っているのが面白い。
備考
エングラー :  モクレン科
類似種
 
撮影地
2025.5 千葉市 <古い植栽>

ユリノキ

かなり古い植栽と思われ、驚くほど立派で、樹高は20m以上、幹の径は1mくらいあると思われたが、幹がキヅタで覆われていて樹皮を見ることはできなかった。(写真の背景の黒い陰が2本分した本種の幹) (2025.5 千葉市) <古い植栽>

ユリノキ

花は径5-6cm、花被片は9、うち、外側3は白緑色で萼片状、反り返る。内側6は椀状に並び、基部やや上にオレンジ色の大きく目立つ斑が入る。(2025.5 千葉市) <古い植栽>

ユリノキ

葉は長さ、幅ともに6-18cm、一見ふつうの掌状に見えるが、葉脈は中脈から肋状に分かれて伸びており、中脈先端部(矢印)は大きく浅くV字状に凹んでいる。基部は切形。 (2025.5 千葉市) <古い植栽>