シュロ (ワジュロ) Trachycarpus fortunei

2025.5.2 作成

シュロ

分類
ヤシ科 シュロ属
植生環境
海岸 里
開花時期
5-6月  
地域
関東南部以西 (本来は九州南部)
特記
 -
特徴
雄性両全性異株。
丈は3-7m、幹は分枝せず直立、樹皮は葉鞘網に覆われ、いわゆるシュロ状。
葉は径50-80cmの扇状円形で多数に深裂、裂片は線形、古くなると中折れして垂れる。柄は約1m。
花は長さ30-40の大きな円錐花序に多数付く。雄花序は淡黄色で萼片3、花弁3、雄しべ6、花弁は平開しない。両性株には雌花と両性花が付き、雌花は淡緑色、雌しべ3で花柱の先は浅く2裂。液果は扁球形で径10-12mm、緑黒色に熟す。
その他
しばしば庭などに生じるが、鋸が使えないので、ある程度大きくなってしまうと、除去は容易ではない。
備考
エングラー :  ヤシ科
類似種
 
撮影地
2025.4 千葉市

シュロ

雄花序。長さ30-40cmで「円錐花序」というより房状の花序が総状に連なるという表現がしっくりくる。 (2025.4 千葉市)

シュロ

雄花。淡黄色。花弁3で長さ3mm、雄しべ6。 (2025.4 千葉市)