オオバタネツケバナ

アブラナ科 Brassicaceae
アブラナ科 Cruciferae
山地でよく見るタネツケバナ。
丈は20-40cm。葉は羽状複葉で、頂小葉が一際大きく、側小葉は卵形~長楕円形であまり切れ込みがなく、短柄があって若干の毛があります。茎の毛も少ない。
花は総状に付き、花弁は3-6mm、萼片は紫色を帯びる。果実は線形で1.5-2cm、茎から少し離れてから鋭角に斜上します。
ミズタネツケバナ
と似ていますが、全体にしっかりしていて、頂小葉と一番上の側小葉はミズタネツケバナのようにつながりません。

 

2018.3.13 更新
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オオバタネツケバナ-全体

咲きだしの頃。まだ丈は10-15cm。
(2016.2 千葉市)

オオバタネツケバナ-全体2

(2017.4 千葉市)


オオバタネツケバナ-全体3

山地だけでなく、里でも林縁の小川のほとりなどで見られました。
(2013.3 千葉市)

オオバタネツケバナ-全体4

この年は春が遅く、5月下旬なのにまだこんな状態でした。
(2012.5 栃木県井戸湿原)

オオバタネツケバナ-全体5

雪融け水がゴウゴウと流れる山地の沢沿いにあったもの。水温が低いせいか、丈も葉も小さいので始めはタネツケバナかと思った。花が密で綺麗でした。(2014.4 新潟県加茂市)

オオバタネツケバナ-花

果実は花茎から少し離れます。
(2013.3 千葉市)

オオバタネツケバナ-花2

(2013.3 千葉市)


オオバタネツケバナ-花3

雄しべは6本。
(2018.3 千葉市)

オオバタネツケバナ-花4

(2018.3 千葉市)


オオバタネツケバナ-花5

雪国の山地で見られたもの。柄が短く密に付いていました。
(2014.4 新潟県加茂市)

オバタネツケバナ-葉

茎葉は上部に行くほど小葉が細長くなる。写真は中間部付近のもの。よく似たミズタネツケバナのように、頂小葉と一番上の側小葉が合着することはない。(2014.4 千葉市)

オオバタネツケバナ-葉2

小葉に鋸歯の見られるもの。
(2015.4 千葉市)

オオバタネツケバナ-葉3

根生する葉も頂小葉が大きく、小葉は円形に近いものが多く見られました。
(2013.3 千葉市)

オオバタネツケバナ-茎

(2016.2 千葉市)


オオバタネツケバナ-芽出し

水路内で芽吹いた株。まだ全草が水没している。始めは単葉のようで、小さな小葉を
持った葉が1つだけ見られました。(2016.2 千葉市)

オオバタネツケバナ-早春

湧水のそばは水温が気温より暖かなせいか、2月上旬でもこのような姿で見られた。
(2020.2 千葉市)