フジハタザオ Arabis serrata var. serrata


フジハタザオ

分類
アブラナ科 ヤマハタザオ属
植生環境
高山
開花時期
7-8月 砂礫地
地域
富士山
特記
 -
特徴
丈は10-35cm。根生葉は広披針形で先は尖らず縁は粗い鋸歯状、基部は細まって柄状になります。茎葉は長楕円形~楕円形、基部に耳部があって茎を抱き、粗い鋸歯が見られます。根生葉、茎葉ともに星状毛が見られますが、ないこともある。
花は大きく、花弁は6-10mm。果実は4-6cmの線形で茎から離れて付く。長角果は3-5cm、残存花柱は1-1.5mm。
備考
エングラー : アブラナ科
類似種
イワハタザオ : 丈は~45cmになり、根生葉の基部は急に細まって長い柄がある。
ウメハタザオ : 丈が低く、茎葉が小さく、花が大きい。
イワテハタザオ : 花柱が1mm前後と短い。
シコクハタザオ : 全体が大きく、長角果は7-9cmと長く、残存花柱は2-2.5mmと長い。
エゾイワハタザオ : 長角果は6-9cmで鈍角に伸びて弓なりになる。
撮影地
2019.6 静岡県富士山  他

フジハタザオ

丈は10-25cmほどとあまり大きくなりません。富士の礫地で見られます。花は大きめで1.5-2cmほど。 (2019.6 静岡県富士山)


フジハタザオ

根生葉は羽状に浅・中裂し、単純毛、二股毛、星状毛が密生します。 (2019.5 静岡県富士山)


フジハタザオ

茎葉には粗い鋸歯が見られ、基部は矢尻形になって茎を抱きます。茎葉にも星状毛が、縁に二股毛が見られます。